- 総額はいくら?分割や手数料はどのくらいかかる?
- 給付金を使うと、実質いくらまで下がる?
- 支払いタイミングや還付の時期はいつ?
プログラミングスクールは数多くあるからこそ、費用面の比較はむずかしいですよね。安易に決めてしまうと、想定より出費がふくらみ、学習に使える時間まで圧迫してしまうこともあります。
私自身も悩みながら比較検討し、最終的にキカガクの長期コースを受講してE資格を取得しました。受講前に感じていた「本当にこの金額に見合うのか」「給付金はどれだけ使えるのか」という不安は、料金の内訳と給付金の仕組みを正しく理解することで解消できました。
本記事では、キカガクの受講料(総額・税込)、分割の可否と手数料・支払いスケジュール、そして専門実践教育訓練給付金を使った実質負担額の目安まで解説します。さらに、申請の流れやよくある落とし穴(期限・書類・キャッシュフロー)もチェックリストで整理します。
「いまの自分は実質いくら払うのか」を短時間で把握できるように構成しています。スクール選びで後悔しないために、まずは費用の全体像から一緒に見ていきましょう。

受講料の全体像

一括払い:792,000円(税込)です。個人の場合は受講初日の2週間前までの振込、法人の場合は受講初日の翌月末までの請求書対応が案内されています。支払い方法は原則として銀行振込です(個人:前払い、法人:請求書対応)。
分割払い:分割手数料 22,000円(税込)がかかります。初回 154,000円(入学金+受講料1か月分)、以降は132,000円を所定回数で請求書払いとなります。

支払い回数や最終総額は、お申し込み時点の公式記載をご確認ください。
給付金の基本


教育訓練給付金には一般/特定一般/専門実践の3区分があります。本記事の主軸は専門実践教育訓練給付金です。申請・手続きはご本人が最寄りのハローワークで行います。書類や期限に漏れがないように、早めの準備をおすすめします。
- 受講中:50%(年上限 40万円)を6か月ごとに支給されます。
- 修了後:要件達成で 70%(年上限 56万円)まで差額が支給されます。
- 2024年10月1日以降に開始した講座については、修了後の賃金が受講前より5%以上上昇した場合、80%(年上限 64万円)まで差額が支給される拡充が適用されます。



割合は 50%→70%→80% の段階的仕組みで、各段階に年上限があります。
3パターンの概算


前提:受講料 792,000円(税込)とします。以下では年上限(40万/56万/64万)にかからないケースとして概算します。
支給割合 | 還付額 | 実質負担額 |
---|---|---|
50% | 396,000円 | 396,000円 |
70% | 554,400円 | 237,600円 |
80% | 633,600円 | 158,400円 |



本表はあくまで概算です。
雇用保険の加入年数、就労状況、賃金要件などにより結果は変わります。必ずハローワークでご自身の条件に基づく試算をなさってください。
支払い方法


キャッシュフロー重視の方は分割も選択肢になります。ただし分割手数料(22,000円)と、給付金の支給タイミング(受講中は6か月ごと、差額は修了後)による見込んだ資金計画が重要です。
一括払いは手数料がかからずシンプルです。学習時間と生活費の確保を優先しつつ、無理のない支払い方法をお選びください。
無料説明会
給付金の対象可否や申請スケジュール、必要書類、そして分割手数料や支給タイミングを含めた実質負担の考え方まで、無料説明会で個別にご相談いただけます。担当スタッフが制度の全体像とキカガクでの手続きの流れを整理し、現在の状況に合わせて「いま何を確認すべきか」を具体的に教えてもらえます。
- 受給要件のチェック
- 申請期限と必要書類の準備
- 注意点(期限・記載漏れ・証明書類)
不安を残したまま申込む必要はありません。まずは情報をそろえて判断しましょう。
申請の流れ


雇用保険の加入期間など受給資格を確認します。原則として、受講開始日の2週間前までにハローワークで受給資格確認が必要です。
キカガクの案内では、受講日の1か月前までに申請する目安が示されています。必要書類の準備や日程調整を早めに進めると安心です。
6か月ごとの区切り(末日や修了日)に基づき、翌日から1か月以内に支給申請を行います。
修了後に就職要件等を満たした場合は70%まで、さらに賃金が5%以上上昇した場合は80%までの差額を申請します。
よくある質問(FAQ)


- 在職中でも利用できますか?
-
専門実践教育訓練給付金は在職中・離職中のいずれでも対象となる可能性があります(受給要件があります)。詳細はハローワークで必ずご確認ください。
- 申請期限はいつですか?
-
受給資格確認は受講開始の2週間前までが原則です。支給申請は6か月ごと(または修了後)の翌日から1か月以内に行います。キカガク側の目安としては1か月前までの申請が推奨されています。
- 「教育訓練支援給付金」との関係はどうなりますか?
-
失業状態で初めて専門実践を受ける等の条件を満たし、受講開始時45歳未満などの場合に、別途教育訓練支援給付金が支給される可能性があります(通信・夜間は対象外などの条件があります)。詳細はハローワークでご相談ください。
- キカガクの分割払いで注意する点はありますか?
-
初回 154,000円+翌月以降 132,000円、分割手数料 22,000円という案内が出ていますが、最終総額・回数は受講時点の公式情報をご確認ください。
失敗しないためのチェックリスト
- 指定講座の確認
- ハローワークの講座検索システムで確認します
- 自分の受給要件の確認
- 雇用保険加入期間・前回受給の有無など
- 申請スケジュールの可視化
- 受講前手続き・6か月ごとの申請・修了後の差額申請
- 資金計画の策定
- 分割手数料・支給タイミングを踏まえてキャッシュフローを組み立てます
- 最新リンクの定期チェック
- 厚労省・ハローワーク・キカガクFAQ
まとめ
まずはご自身が想定できる支給割合(50%/70%/80%)を確認し、どこまで到達できそうかを把握します。そのうえで、分割か一括かを、分割手数料と給付金の支給タイミングまで織り込んでキャッシュフローをシミュレーションしましょう。申請は前倒しで進め、受講前の確認日と6か月ごとの申請期限をカレンダーに固定しておくことで、抜け漏れを確実に防ぎましょう。
「自分はどの割合で、実質いくらになるのか」を具体的に確認したくなった方は、無料説明会で給付金の個別相談をしてみてください。最適な支払い方法や申請の進め方まで整理できます。

